保護者の方へ

大切なお子さんの心と体を守るために、保護者の方に知っておいて頂きたいことです。


①知っておいてほしいこと

②もしも、性被害にあってしまったら

③助けてくれる人たちがいます

①知っておいてほしいこと

◆子供を取り巻く環境は安全とは限りません

子どもに悪いことをするのは、「知らない人」だけではありません。

身近にいる、よく知っている人が子どもの安全を脅かすこともあります。

例えば、

 ・指導者から教え子への性的な接触

 ・児童・生徒間の性的暴行

 ・ネットゲームを通じた性的な写真の送信

 ・家族・親戚からの性的虐待

のようなことも起きています。


◆子供の話にしっかり耳を傾けてください

性的な被害について打ち明けるには勇気が必要です。

「あのね…」という子どもの話をよく聞いてあげてください。

普段から、「困ったことがあったら、なんでもお話してね。何があってもあなたの味方だよ。」というメッセージを、心を込めて伝えてあげてください。

打ち明けてくれた時は、「よく話してくれたね。話してくれてありがとう」と、受けとめてあげてください。


◆自尊感情を育んでください

自分や他人を傷つける行動をとってしまう子どもには、「自分は大切な存在」という自尊心が育まれていないことがよくあります。

目の前の子どもを被害者にも加害者にもさせないために、日々の生活の中で子供の話に耳を傾け、頑張っている事やできていることを見つけて声をかけてあげてください。

②もしも、性被害にあってしまったら

お子さんは悪くありません。

◆被害にあったお子さんを責めないで

まずは、一呼吸置いて。

悪いのは加害者であって被害者ではありません。

「なぜ」「どうして」という言葉を使うと、子どもは責められているように感じてしまいます。

これらの言葉はできるだけ使わずに、「あなたは悪くないよ」と伝えてあげてください。


◆被害にあったことに「フタ」をしないで

その「フタ」は、その後の人生をとても生き辛くしてしまいます。

被害を打ち明けるのは、とても勇気がいることです。

「忘れなさい」とは決して言わずに、「よく話してくれたね」「ありがとう」とねぎらいの言葉をかけてあげてください。


◆被害の内容を聞きすぎないで

被害について語ることは、頭の中で被害を再体験させ、傷付きを深めることにつながります。

被害を打ち明けられた時は、「誰に」「何をされたか」だけを聞き取り、詳細については無理に聞きださずに専門家に相談しましょう。

③助けてくれる人たちがいます

◆相談できる窓口があります

お子さんの心のケアのためにも、性的な被害を受けた場合の対応に精通した専門家のサポートを受けましょう。

※お子さんを支えるためには、親ごさんにもサポートが必要です。


性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター【電話】#8891(はやくワンストップ)


性犯罪・性暴力に関する相談窓口です。


◆体を守るために病院へ行きましょう

体の内側や見えないところに怪我をしている可能性があります。本人が「大丈夫」と言っても、支援センターに連絡し、支援センターが連携している病院で受診しましょう。

被害による妊娠の可能性がある場合には、望まない妊娠を防ぐため、被害から72時間以内に「緊急避妊ピル」を服用しましょう。 ※現在は産婦人科で処方してもらうことが必要です。

病院で性感染症の検査も受診しましょう。

医療費の一部は、警察や自治体が負担してくれる場合があります。


◆警察へ相談し、さらなる被害を防ぎましょう

警察へ相談しましょう。

加害者を捕まえるために、証拠はとても重要です。

特に加害者の体液が体内に残っている可能性がある場合には、病院で証拠採取をしてもらう必要があります。できれば、シャワーやお風呂を使う前に、相談電話に電話してみましょう。


性犯罪被害相談【電話】#8103


※被害直後は110番。犯人逮捕の近道です。


◆相手がお家の人の場合は児童相談所へ

加害者が家族や一緒に住んでいる人の場合は、児童相談所へ相談しましょう。 

子どもを守るためにどうしたらよいか、一緒に考えてもらうことができます。


児童相談所【相談電話】#189

おすすめのプログラム

子どもへの暴力や虐待の被害を防止するため、ロールプレイを使いながら対処策を伝えて子どもたちを勇気付け、大人にも適切な対応を教えてくれる教育プログラム「Child Assault Prevention」(通称 CAP(キャップ))があります。

詳しくは「J-CAPTA」[北海道・東北・北関東・中部(新潟県・長野県・富山県・石川県)]又は「CAPセンター・ジャパン」(前記を除く地域)にお問合せください。

絵本「おしえて!くもくん」とは

小学校の授業でも取り入れられている絵本「おしえて!くもくん」について、もっと知りたい方はコチラへ